動眼神経麻痺
なぜ神経麻痺に起きたか?
目の周りある、内直筋・上直筋・下直筋・下斜筋・上眼瞼挙筋・瞳孔括約筋を動かす神経が何らかの原因で麻痺すると、真っ直ぐ正面を見ているときでも、麻痺が生じた眼は外側を向いており、モノが二重に重なって見える=複視を発症します。麻痺側の眼は、内側を見ようとしても、眼球が中央までしか動かず、上下方向には全く、動きません。さらに、まぶたが下垂し、自力で持ち上げることができません。動眼神経は、瞳孔のコントロールもしているのですが、麻痺により、瞳孔は散大し、光に対する反応で収縮しなくなります。
主な原因
出血、梗塞、血流障害、外傷や腫瘍などさまざまな原因で起こりますが、脳動脈瘤(内頸動脈・後交通動脈部動脈瘤)による圧迫がとくに重要です。または原因不明ことも多いです。
動眼神経麻痺主な症状
鍼灸治療について
当院には大勢の神経麻痺の方々がお越しいただいております。動眼神経麻痺の鍼灸施術を行っています。神経麻痺は自然に治ることもありますが、麻痺の程度や治療法、治療開始時期などによって、予後に大きく影響することがあります。早期治療が大切な病気ですので、専門病院の医師の治療と併用して頂くことにより、相乗効果も認められます。鍼灸治療を選択肢の一つとして提示される専門病院の医師もいらっしゃいます。